カブリエルノカブログ

とある専業主夫の日記 ~育児×投資~

育児、投資をしている専業主夫の日記です。

【ミズホメディー】2021年12月期決算補足説明資料を読んで【事業報告追加版】

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 カブリエルです。以前から注目しているミズホメディーのIRに2021年12月期決算補足説明資料が掲載されたのでみていきたいと思います。ぜひ最後までご覧ください。

 

※3月14日に第45期定時株主総会招集ご通知がホームページに掲載されました。この中に事業報告があり、ここで新たにわかったことを最後に追記します。

www.mizuho-m.co.jp

 

 

 

過去記事です。

ミズホメディーの2021年12月期第3四半期決算予想

kaburieru104.hatenablog.com

 

【予想した決算と実際の決算を比較】ミズホメディーが株価上昇するために必要なことを考えてみた

kaburieru104.hatenablog.com

 

ミズホメディーにIRに関する問い合わせをしてみた

kaburieru104.hatenablog.com

 

ミズホメディーの2021年12月期決算短信まとめと今期予想について

kaburieru104.hatenablog.com

 

※過去記事を見てからのほうが今後の内容が一層わかりやすいかと思います。

 

資料について

 2021年12月期決算補足説明資料はこちらから確認できます。

www.mizuho-m.co.jp

 

資料をいくつか抜粋してみました。

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2021年は新型コロナウイルス検査薬の売り上げが伸びたおかげで過去最高益を達成です。

 

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PCR検査の試薬を125万テスト出荷しました。PCR検査装置(スマートジーン)は2021年に約3,200台出荷し、累計販売台数は約4,200台(2021年12月末時点)です。売上高の7割以上が新型コロナウイルスの検査薬でした。

 

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配当性向は30%を目標にし、2021年12月期の年間配当は155円(配当性向30.6%)でした。2022年12月期の年間配当は102年予想しています。

 

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PCR検査ができるスマートジーンでは現在4種類の試薬が販売されています。

 

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抗原検査ができるImmnoReaderⅡの累計販売台数は約5,000台。新型コロナウイルスを含め6種類の検査ができます。

 

ほとんどの内容がすでにわかりきっている情報で、ほとんどサプライズといっていい内容はありませんでした。そのため株価への影響はなさそうです。

 

気になったところ

 ほぼわかりきっている内容でしたが、資料の中で気になったところをピックアップします。

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こちらの資料で気になったところは赤字になっている※SmartGeneの累計販売台数は約4,500台と明記されているところです。2021年12月末の時点では4,200台を販売していたと先ほどの資料にあったので、2か月で約300台を売り上げたということになります。新型コロナウイルスの検査薬だけでなく検査機器本体の需要も継続してあるといえるかもしれません。

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こういった数字はあまり詳しくありませんが、右下の研究開発費がしっかり伸びているところに注目しました。まだまだ新製品を開発している段階かと思いますので、世の役に立つ新製品が楽しみです。

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スマートジーン診断キットを診療ごとにわかりやすくまとめてあります。消化器感染症項目に新しくヘリコバクターピロリというものが追加されています。あまり詳しくありませんが、世界的に胃潰瘍の発生が増加していることからヘリコバクターピロリの検査市場が拡大するという見方もあるらしいです。

www.gii.co.jp


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こちらは過去の資料にもあったものを見落としていたのですが、遺伝子マルチ検査システムの開発をしているそうです。現在ミズホメディーで販売している検査機器は単体でしか検査できないため、複数検体・複数項目が同時に測定可能なものがあればさらに需要が高まるのではないかと思います。

 

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新型コロナウイルスの検査を外注しているクリニックは、ミズホメディーのスマートジーンを導入すれば院内検査ができます。今後イギリスのように日本も新型コロナウイルスがインフルエンザと同様の扱いになれば院内検査の需要が爆発的に増える可能性があります。

 

最後に

 今回公開された2021年12月期決算補足説明資料は、決算短信が文字だけでわかりにくいという人向けに表、グラフ、図などを用いてわかりやすく解説したものでした。株価上昇につながる新しい情報があれば・・・と期待しましたがそううまくいくものでもありません。しかし、新たにわかった情報もいくつかありました。新型コロナウイルスの感染者が少なくなっても新型コロナウイルスの検査需要は間違いなくありますし、今年はすでに昨年よりも感染者が爆発的に増えたので今期も前期と同等の業績を達成するのではないかと思います。注目は2022年12月期第一四半期の決算です。業績がいいのはほとんど確定しているので、今期予想に対する進捗率がどの程度かが気になるところです。私見では40%以上であれば上出来です。株価は3月7日終値時点で1,876円、3月8日終値時点で1,806円ととんでもなく安く放置されていると私は思っています。地方の企業ということで人気も知名度もあまりないですが、引き続き応援していきます。

 

追記 事業報告から新たにわかったこと

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PCR検査用の新型コロナウイルス検査薬の需要増加を見込んだ設備投資を行い、月あたり約20万テストの増産体制を整備いたしました、と明記されています。以前は月あたり約15万テストの生産が上限でした。まだ物足りなさはありますが、増産体制を整備したということは需要があるということの裏付けではないでしょうか。決算を楽しみにします。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。当ブログでは、個別の銘柄などについて言及することがありますが、売買の推奨等を目的としたものではありません。最終的な投資決定はご自身の責任において判断されてください。

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